私は歯周病になっていますか?
、、との質問。実はなかなかに答えづらい質問でもあります。
かの有名なギネスブックにも、
「全世界で最も患者が多い病気は歯周炎などの歯周病である。
地球上を見渡しても、この病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」
と、語気も強めに書いてあるくらいなので、
ここは日本人らしく“YES”と答えておいたほうが、無難なのかと、
思ったり、思わなかったりします。
言葉尻の問題もあるかもしれませんが、
高血圧、糖尿病、心臓病、、
一般的に病気として扱われているものの中には、
“症状”であったり“状態”のことが指されているものが多いものです。
高血圧であれば、なんらかの原因で、
血圧がある一定の基準より高い状態、、
糖尿病であれば、なんらかの原因で、
血糖がある一定の基準より高い状態、、
見る人が、見たら怒られるかもしれませんが、ざっくりそんな感じだと思います。
歯周病に関しても、狭義では“歯周炎”と“歯肉炎”
この二つの状態を指していることが一般的です。
というわけで、歯周病になっているかどうかは、
歯肉炎、歯周炎、ひいては私の歯茎の状態はどうなのよ?
と、実は“YES” or “NO”の二択では答えにくい複雑な質問なわけです。
大事なことは、自分で判断せず、現状を把握すること。
…というわけで、
紙面の関係もありHPに診療内容を記載してない関係で
このような形式で、ボチボチと内容を充実させていきます。まずはイントロダクションでした。