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歯周病のはなし ①

 

私は歯周病になっていますか?

 

、、との質問。実はなかなかに答えづらい質問でもあります。

かの有名なギネスブックにも、

「全世界で最も患者が多い病気は歯周炎などの歯周病である。

地球上を見渡しても、この病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」

と、語気も強めに書いてあるくらいなので、

ここは日本人らしく“YES”と答えておいたほうが、無難なのかと、

思ったり、思わなかったりします。

 

言葉尻の問題もあるかもしれませんが、

高血圧、糖尿病、心臓病、、

一般的に病気として扱われているものの中には、

“症状”であったり“状態”のことが指されているものが多いものです。

高血圧であれば、なんらかの原因で、

血圧がある一定の基準より高い状態、、

糖尿病であれば、なんらかの原因で、

血糖がある一定の基準より高い状態、、

見る人が、見たら怒られるかもしれませんが、ざっくりそんな感じだと思います。

 

歯周病に関しても、狭義では“歯周炎”と“歯肉炎”

この二つの状態を指していることが一般的です。

というわけで、歯周病になっているかどうかは、

歯肉炎、歯周炎、ひいては私の歯茎の状態はどうなのよ?

と、実は“YES” or  “NO”の二択では答えにくい複雑な質問なわけです。

 

大事なことは、自分で判断せず、現状を把握すること。

 

…というわけで、

紙面の関係もありHPに診療内容を記載してない関係で

このような形式で、ボチボチと内容を充実させていきます。まずはイントロダクションでした。