予防歯科、とりわけ小児歯科といえばフッ素塗布
もはや当たり前のように定着してしまっておりますが、今回はフッ素についてです。
フッ素、正確にはフッ化物は、先人の様々な研究成果において、
いろいろな濃度、用法(ジェルを塗ったり、うがいしたり、水に添加したり)により、
虫歯を抑制することが報告されています。
主な効果としては、歯を強くする、であったり、
歯の再石灰化(食べ物で一度歯の表面が溶けた状態を修復)を促すであったり、、です。
他方で、ネガティブな報道もされてあったりも見られますが、
歯科医院で使用するレベルの低用量・低濃度では、
人体に対する影響は、神経質に考えなくても大丈夫かと思われます。
フッ素自体は、最近では市販の歯磨剤のほとんどに添加されていますが、
歯科医院で扱うフッ素は、市販のそれよりも高濃度のため、
頻繁には塗布する必要はありません。
頻度としては、定期検診毎(3から4か月おき)くらいですかね。
まぁ、様々なほかのサプリメントと同じように
目に見えて効果が認められるものではありません。
このように、わかりやすく強くなればいいのですが、、、
また、
重要なことですが、フッ素を定期的に塗布しているから絶対大丈夫というわけではありません。
磨かなかったり、甘いものばかり食べる生活では、虫歯になることは目に見えてます。
敵が強くなるにつれて、スーパーサイヤ人もいつの間にか青くなったり、
4段階目に突入したり、その都度の対応が必要です。
というわけで、フッ素塗布と一緒に定期的な受診をお願い致します!