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あごのはなし

球春到来!

ホークスはややスタートダッシュに失敗した感がありますが、、

海の向こう側では、大谷くん!!

三戦連発に、投げては二勝、連日大活躍、すごすぎです。。

 

僕も、歌って踊れる、、、わけもないので、

本業の歯医者に専心してまいりたいと思います。

 

さて、今回はあごの話です。トビウオではありません。

昔は歯の二大疾患と言えば、虫歯歯槽膿漏

これに関しては、大きく変わってないのですが、

最近では、ストレス社会、、、かどうか、

歯ぎしり、食いしばり、、、etc、自分の咬む力で、

歯自体が痛んだり、顎が痛くなったりすることが多いです。

 

今回は歯のほうではなく、顎に注目して説明したいと思います。

 

顎関節症

というものがありますが、大きな症状としては、

口があかない、(口を開けると)痛い音がする(顎がカクカク言う)

…と、言われております。原因は様々考えられますが、

姿勢が悪かったり、片側ばかりで食べていたり、

歯ぎしり、ストレス、食いしばり、かみ合わせ、、、

たくさん挙げられます。

複合的な要因で生じるため、また、経過が長いことが多いため、

よくなったかなと思ったら、また悪くなったり、、

なかなか完治しないことが多い、悩ましい問題であります。

 

治療法としては、一般的にマウスピース(スプリント療法といわれるもの)を使用してみたり、

マニュピレーション(術者主導での授動)、運動療法(開口トレーニング)、薬、などなど挙げられますが、

実感としてこれと言って、特効薬はありません。。

 

 

 

 

 

で、こういった症状で悩まれている方の多くが、

 

TCH(Tooth Contacting Habit;歯列接触癖)と言われるような癖がありがちです。

単純には、上下の歯を”持続的に” 接触させる癖のこと、、です。

 

???

 

と、思うかもしれませんが、

何もしていない時は上下の歯というものは接触しておらず、離れています。

実は、1日24時間のうちでも、上下の歯が接触している時間は、

会話や食事をする時もあわせてもわずか17分程度くらいと言われているのです。

 

あなた、くいしばりあるでしょ?

 

と言われても、

日常生活の中では、よっぽど悔しいことがあったり、

よっぽど肉体労働とかしてない限り、グッと食いしばることは少ないはずですが、

家事の合間、デスクワークの合間、スマホをいじっている最中、、

知らず知らずのうちに、歯と歯が接触している人は案外多いものです。

 

こうした微弱でも、持続的な緊張状態が蓄積されると、

顎や歯に不調和でてきたり、頭痛の種になったりすることもあります。

 

思い当たるふし、ないでしょうか?

 

思い当たるふしがおありな方は、簡単なことですが

 

歯は離す!!

 

と、心にそっと留めて頂き、

今日から実践してみましょう!

それだけで効果があるかどうかは何とも言えませんが、

経過が長いものは、治る場合にもそれだけ経過を必要とすることが多いものです。

顎関節“症”は病気ではなくて症状なので

うまくつきあっていく方法を見つけていかないといけません。

 

お悩みの方は、ご相談ください!