少年少女の登竜門、、
というわけで、2話にまたがってドラえもん愛全開です。
今回も、前回に引き続いて、『歯並び』に関してですが、
子供の歯並びを一番近くで観察できるのは、お母さん、お父さんだと思います。
今回の内容が、子供の成長・歯並びを見守る上で一助となれば幸いです。
一般に、不正咬合と呼ばれるものとしては、
『叢生(そうせい)』、『過蓋咬合』、『上顎前突』、『反対咬合』、『開咬』、、
などが一般的に挙げられます。
字面からなんとなくイメージはできそうですが、
実際の写真を例にイメージを固めて頂ければ幸いです。
いわゆるガタガタした状態です。
大人の歯は、大人の歯の大きさで生えてくることから、
子供の小さな顎に対しては、アンバランスと言えます。
そこから、歯が生えるに従って、顎も押し広げられていきますが、
日本人をはじめとした東洋人はモンゴロイドと呼ばれ、
骨格的に歯のアーチが小さいため、歯がキレイに並びきれないことが多く、
『八重歯』などはさいたる例でしょう。
根本的に矯正治療の考えが、欧米からきていることから、
欧米人では歯を抜かずに治療できるところが、
日本人では歯を抜かないといけない、、
といったケースが多いのもここからきているかもしれません。
いわゆる受け口と呼ばれる状態です。
2歳(乳歯列完成前)で反対咬合だった子の70~80 %は自然治癒すると言われている一方、
3歳を越えると、自然治癒率は6%程度に低下する、とも言われています。
確率というものは難しいもので、起こった当人にしてみれば100%なので、
軽はずみには発言できません。
上記のように
上あごの方が、下あごより成長が早いため、
生まれつき下あごが出ていることはほぼありません。
ただ、乳歯列が完成する2歳半から3歳くらいまでは、
奥歯でSTOPするところがなく、かみ合わせも不安定なので、
しゃくれたような咬み方をすることがあります。
私自身、娘が2歳くらいの時にふと見ると、
しゃくれていて焦った記憶があります。
乳歯列期での反対咬合であれば、マウスピースのようなもの(= ムーシールド)で、
改善する場合も多いですので、早期のご相談のほど、お願い致します!
(すべての人に適応があるわけではありません)
指しゃぶりや、ぶつけたり、外傷が原因であまりに早期に歯が抜けてしまったりした場合、
気になって舌の癖がついてしまうこともあります。
『指しゃぶり』に関しては一般に、教科書的には3~4歳くらい以降続いている場合は、
やめることが理想ですが、子育てをしているとそうも言えません。
何かのストレスが指しゃぶりに結びついていることも考えられ、
強制的にやめさせることが良いこととは思い、、思えません。
個人的な見解としては、大人になって指しゃぶりをしている人は見たことないので、
いつかはやめると思います。ただ代償として、歯並びが悪くなる可能性があります。
というわけで、、まだまだまだ、
つづく