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Boys & Girls ③

しつこいようですが、

少年少女の登竜門、、

完結編です。

 

 

 

映画ドラえもん、見てまいりました。安定の面白さでした。

今回のテーマは『月』『想像力』でしたが、

『想像力』には、

視聴する側の子供たちの想像力というのは、言わずもがな、

子供たちを思って作った大人の想像力というのもあるわけで、

監督の八鍬監督ならびに脚本の辻村深月さんら作り手の方の

ドラえもん愛が伝わってくるいい作品でした。やっぱり、ドラえもんは偉大です。

 

で、想像力と言えば、以前のブログでEBMという内容で書かせて頂きましたが、

治療を行う上でもうひとつ重要になるのが、

NBM:Narrative-based Medicine (ナラティブ・ベイスド・メディスン)

NMB48とは一切関係がございません。

物語に基づいた医療と訳されますが、患者さんとの対話を通して、

病気に至る背景、経緯を理解し、また対話を通して問題解決に向け、

新しい物語を創り出すこと……

難しいですが、歯医者も口の中ばかり見るだけでなく、

どうして現在の口の状態になったか、顎痛くなったか、歯医者嫌いになったか、

患者さん一人一人の “STORY” を考えることが重要ということです。

一人として同じ口の中はないですし、抱えている問題も様々です。

『想像力』これは、歯科治療を行う上でも欠かせません。。

 

 

強引、、ですね。。

ということで、歯並び(不正咬合)の続きです。

 

 

 

結構多くなってきています。以前の二つの不正咬合(反対咬合、開咬)などに比べると、

少しピンときづらいですが、具体的なデメリットで言うと、

 

①  下あごの動きが制限されて、顎の不調和が生じやすい

→ ロックされるような形になるため、将来的な“顎関節症”につながりやすい

“ガミースマイル”と言って、笑ったときに上の歯茎が見えやすくなる可能性あり

 

 

 

 

他にも、歯がすり減り、重度になると、

下の歯が、上の歯茎に食い込み、痛みの原因になる可能性もあります。

原因は様々ですが、元々の骨格的な問題に加え、

むし歯などが原因で、奥歯がなくなる(高さが失われる)ことも要因となります。

 

 

これも案外と多いですが、真ん中がずれている子も結構多く見られます。

歯ぎしりしている子に多くみられますが、

歯の並びの問題から、ひっかかりがあったり、

片側で咀嚼したり、頬杖、、、などといった習癖も要因となります。

生え変わりに伴って、移動してくることもありますが、そのままの状態が続くと、

顎のずれた状態のまま成長してしまうこともあり注意が必要です。

 

以上のように、不正咬合(歯並び)も様々ですが、

そこに至るまでのサインは様々あり、例に挙げた写真のように、

5歳から8歳くらいに起こってくる(見つかってくる)ことが多いです。

 

矯正治療、というと実は治療が長期に及ぶ場合も多く、

お母さんがどんなに乃木坂46やNMB48、ジャニーズにいれるため、歯並びを良くしたい!

…と思っても、肝心の本人が途中で挫折してしまっては、意味がありません。

ただ、早期に対応していたら、治療が短期で終わる場合もあり、

なかなか見極め難しいのが実情です。

 

というわけで、当院の診療スタンスは

① 不正咬合のサインを早めに見極める事

② なるべくいいタイミングで専門の先生にバトンを引き渡すこと

③ 顎の成長を妨げそうなものは早期に改善する事

と考えております。

ご相談をお待ちしております。