しつこいようですが、
少年少女の登竜門、、、
完結編です。
映画ドラえもん、見てまいりました。安定の面白さでした。
今回のテーマは『月』と『想像力』でしたが、
『想像力』には、
視聴する側の子供たちの想像力というのは、言わずもがな、
子供たちを思って作った大人の想像力というのもあるわけで、
監督の八鍬監督ならびに脚本の辻村深月さんら作り手の方の
ドラえもん愛が伝わってくるいい作品でした。やっぱり、ドラえもんは偉大です。
で、想像力と言えば、以前のブログでEBMという内容で書かせて頂きましたが、
治療を行う上でもうひとつ重要になるのが、
NBM:Narrative-based Medicine (ナラティブ・ベイスド・メディスン)
NMB48とは一切関係がございません。
物語に基づいた医療と訳されますが、患者さんとの対話を通して、
病気に至る背景、経緯を理解し、また対話を通して問題解決に向け、
新しい物語を創り出すこと……
難しいですが、歯医者も口の中ばかり見るだけでなく、
どうして現在の口の状態になったか、顎痛くなったか、歯医者嫌いになったか、
患者さん一人一人の “STORY” を考えることが重要ということです。
一人として同じ口の中はないですし、抱えている問題も様々です。
『想像力』これは、歯科治療を行う上でも欠かせません。。
強引、、ですね。。
ということで、歯並び(不正咬合)の続きです。
結構多くなってきています。以前の二つの不正咬合(反対咬合、開咬)などに比べると、
少しピンときづらいですが、具体的なデメリットで言うと、
① 下あごの動きが制限されて、顎の不調和が生じやすい
→ ロックされるような形になるため、将来的な“顎関節症”につながりやすい
② “ガミースマイル”と言って、笑ったときに上の歯茎が見えやすくなる可能性あり
他にも、歯がすり減り、重度になると、
下の歯が、上の歯茎に食い込み、痛みの原因になる可能性もあります。
原因は様々ですが、元々の骨格的な問題に加え、
むし歯などが原因で、奥歯がなくなる(高さが失われる)ことも要因となります。
これも案外と多いですが、真ん中がずれている子も結構多く見られます。
歯ぎしりしている子に多くみられますが、
歯の並びの問題から、ひっかかりがあったり、
片側で咀嚼したり、頬杖、、、などといった習癖も要因となります。
生え変わりに伴って、移動してくることもありますが、そのままの状態が続くと、
顎のずれた状態のまま成長してしまうこともあり注意が必要です。
以上のように、不正咬合(歯並び)も様々ですが、
そこに至るまでのサインは様々あり、例に挙げた写真のように、
5歳から8歳くらいに起こってくる(見つかってくる)ことが多いです。
矯正治療、というと実は治療が長期に及ぶ場合も多く、
お母さんがどんなに乃木坂46やNMB48、ジャニーズにいれるため、歯並びを良くしたい!
…と思っても、肝心の本人が途中で挫折してしまっては、意味がありません。
ただ、早期に対応していたら、治療が短期で終わる場合もあり、
なかなか見極め難しいのが実情です。
というわけで、当院の診療スタンスは
① 不正咬合のサインを早めに見極める事
② なるべくいいタイミングで専門の先生にバトンを引き渡すこと
③ 顎の成長を妨げそうなものは早期に改善する事
と考えております。
ご相談をお待ちしております。